夏の間はほとんど毎週海に行っていたので、たまには山にでも行こうかとあれこれ検索していたら滑川渓谷という場所を発見。どんな所なのかさっそく行ってみました。
滑川渓谷とは?
滑川渓谷は、木々に覆われた一枚岩が長い年月をかけ水流で形を変え、とても神秘的になった渓谷だ。水深が浅く流れも穏やかなので、夏場には水遊びで賑わう場所でもあります。
季節によって全く異なる景色を見せてくれるので春夏秋冬いつ行っても絶景が見られるみたいです。
行き方
場所は愛媛県東温市、国道11号線を桜三里から県道302号に入る。川を右手に、まるでタイムスリップしたかのような懐かしい風景の中を進んでいくのですが、途中から道幅が狭くなり、離合できない所が増えてくるので景色を見る余裕が無くなってきます。そして対向車に注意しながら進んでいきます。
途中に野菜の無人販売所があって、そこの名前が『ほぼ滑川』。ほぼ滑川の横を、ほぼイケメンの僕が通過し、ようやく入り口に到着。山の中の清流なので涼しいです。
駐車場は入り口の所に5台ほど。入り口の手前20m位の所に10台ほど停めれるようになっています。
着いた時はガラガラだった駐車場が、帰りには満車になり道路で空きを待っている車が数台いました。
駐車料金は100円を空き缶に入れるだけという最先端の支払い方法。入り口の所には『滑川清流ハウス』というカフェがあり、コーヒーや薪などを売っていました。
滑川渓谷入り口
コーヒーのいい匂いがするカフェを抜け小さな橋を渡ると遊歩道があります。そのまま歩いて行くにつれ、森に包まれたような感覚になってきます。
上流に向かって橋を数回渡り、川の左右を交互にって行くのですが、橋が無くて川を渡る箇所がありました。水深数センチで流れも穏やかなので問題は無かったのですが雨が降って増水した時はどうするのだろう?
川底はゴツゴツした所とツルツルの所があって、このツルツルした所は夏に天然のウォータースライダーに変身するらしい。
途中に1mほどの小さな滝があるのだが、その滝つぼの部分が長年を経て穴になっている。家の風呂サイズで夏なら間違いなく入っていただろう。
最深部、龍の腹へ到着
両端は巨大な岩が、上は木々が覆い繁るという空間を進んでいくとついに最深部である滝が見えてきます。左右の岩が膨らんで龍の腹に包まれているような景色からそう呼ばれているみたいです。
滝の周りの岩には苔がついて滑りやすくなっているので注意!
滝そのものは小ぢんまりとしているのですが、深緑の苔と巨大な岩、そして木漏れ日と滝の音がとても神秘的な光景に変えてくれる。
マイナスイオンが出ているような気がするけど、鈍感なので解りません。
パワースポットらしいので、パワーが貰えているような気がするけど、これまた鈍感なので解りません。
ただ空気はとても綺麗です。
滝の周りでは写真を撮ったり水遊びをしたりピクニックをしたりと、みな思い思いに過ごしている。水はとても綺麗で冷たい。真夏だったら滝に打たれたり、川を滑りながら帰る事ができそうです。
時間によって太陽の光が射し込む角度が変わるので、長時間いても飽きません。どの季節の、どの時間に来たとしても絶景を見せてくれるでしょう。冬の寒い日にはこの岩から沢山の氷柱ができるようです。
僕の撮影レベルでは、この絶景をなかなか伝えきれないのが残念なのですが、神秘的度合いは、この画像の5倍ほどと思って下さい。
注意ポイント
県道302号は最初のうちは十分な道幅がありますが、進むに従ってだんだん狭くなってきます。全く離合スペースが無い数十メートルの区間もあるので、目を凝らして早めに対向車を見つけるようにしましょう。
入り口から奥の滝まで、休憩や写真撮影しながらのんびり歩きで2~30分ほどで行けます。一応、奥の滝の所まで遊歩道があるのですが、倒木などで少し迂回する場所がありました。
ほとんどは緩やかな坂なので、小さな子供やお年寄りでも大丈夫ですが、途中で5段位のハシゴと苔や水で濡れていて滑りやすい場所があるので注意が必要です。濡れても良くて、滑りにくい履き物がおすすめです。
駐車場に着いた時には涼しいのですが、山道を登って行くのですぐに暑くなってきます。
今回は食べ物も飲み物も持たずに行ったので、喉が渇いて滝の水を飲んでいました。滝の周りは平坦な場所もあるので、敷物や弁当持参でのんびり過ごすのが良いと思います。
水が長い年月をかけて、あのゴツイ岩を削っていくシーンを早送りで見れたらとても面白そうですね。
写真を撮るのも良し、目に焼き付けるのも良し、気軽に行ける絶景パワースポットでした。
さて、次はどこに行こうか