必ず電源コードを抜いてから作業しましょう
俺の相棒が・・・
洗濯機に洗濯物を入れスイッチを入れると給水がいつまでも止まらない
これではいつまでたっても洗濯ができない
購入日を調べてみたら2010年。なんと10年選手だった
スポーツ選手で10年ならそこそこのベテランだし、競技によっては引退を考える年代かも

そろそろ買い替え時か
しかし貧乏根性丸出しで考えてみた

10歳って人間なら小学生じゃん
夢と希望に満ちあふれ、まだまだこれから色々な経験をしていく年である
そんな夢と希望に満ちあふれた洗濯機を、壊れたからといって簡単に買い替えるわけにはいかない
10年間、苦楽を共にしてきた酸いも甘いも知り尽くした俺の相棒。

壊れているんなら、ダメ元でさんざんいじくり倒してみよう
という事で炎天下の中、分解作業が始まった
(洗濯機が室内にあるようなハイソな生活はしていません)
給水が止まらない原因
そもそも通常なら水位が調整できる
それができずに給水が止まらないのだから水の量をを測るセンサーがあるのではないか?
調べてみると水位センサー(圧力センサー)なるものが存在した
洗濯槽の下部から上部にかけホースが繋がっていて、水が溜まってくるとその中の空気が押されて上部のセンサーに圧力を伝えるみたいだ
今回いろいろ洗濯機について調べてみて分かったのは、けっこうシンプル。車やバイクは部品数が多いのだけど洗濯機は本当にシンプル。筆者の頭の中と同じくらいシンプルです。
よくある故障箇所を大きく分けると基板・ホース・給排水弁・フィルター・センサー・モーターとこれくらいしかない、ハイソな家の洗濯機はもう少しだけ部品が多いかもしれないが、
ではまず上パネルを外す。ネジ数本で外れたのだがセンサーにたどり着くには上パネルの下方向からカバーを外さないといけない。しかし上パネルにはコードが繋がっているので完全に外す事ができない。ムリにやるとコードが断線しそうなので上パネルを少しだけ浮かせ、中腰になりながら下からカバーを外す。なんでこんな造りになっているんだ?
なんとかカバーを外すことができた。ホースに亀裂なども見当たらない。接点不良の可能性も考えて水位センサーのコネクターを外して付け直す(水位センサー内部の故障ならもうお手上げだった)
下部はどうだろう
背面パネルを外すと見えてきた
ホコリもいっぱい見えてきた さすが10年選手だ

こちらも亀裂など見当たらない(予想ではホースの劣化で空気が漏れてセンサーに圧力が伝わってないと思っていた)
疑わしい箇所をチェック
ホコリまみれのホースを拭いて、息を吹き込んでみた
吸って吐いてを繰り返したらペコペコした感触がある
途中で亀裂はないだろうと判断
試しに電源を入れ給水しながら息を吹き込んみた・・・水はちゃんと止まった
ここまで異常なし。残るのは洗濯槽側。こちらもチェックしたいのだが本体との隙間が小さすぎるのか、それとも俺の顔がでかすぎるのか口が付けれない
ひょっとこみたいに口を尖らして頑張ってみるのだがムリだ
何か使えるものはないかと、ゴソゴソ探していたらバイクの燃料ホースを交換した時のあまりを発見したので付けてみた


ジャストフィットぉぉぉおおおぉぉ
気分はシンデレラ
ホースの先を吹いてみる・・・吹けない・・・完全に塞がっている。
思わぬハプニング
思いっきり吹いてみた・・・
スポーーーン
・・・・・えっ?
この中に真ん中に小さな穴が空いているゴムがあったのだが、それが吹き飛んでいったのだ
予想ではたぶん急激な圧力がかからないようにゴムで径を小さくしてるのだと思う
そのゴムを拾うには洗濯槽を外さないとムリだ
洗濯槽の底の部分を外しみた

この後、洗濯槽を外すにはまだボルトを外さないといけない
なんだか長期戦になりそうな予感がしてきたぞ
ヌルヌルしたのがいっぱい付いている。
さすが10年選手だ
あんまりさわりたくないな。なんかめんどくさくなってきた
諦めよう
相棒復活?
細かいことは気にしないとホースを元に戻して電源スイッチを入れてみた
水が溜まっていって・・・
ちゃんと止まった

あのゴムいらんやん
おそらくあのゴムの小さい穴に何かが詰まっていたのだろう。で、ゴムごと吹き飛んだから圧力が伝わりだしたのだと思う
水位調整もできる。すすぎも、脱水も問題なくできる
あと10年は使えるわ
なんかネジが2本余っている・・・
そうだ暑いから海に行こう